認知症

今日、ご門徒さんのお宅に伺ったときに認知症の話題になりました。
実の母親が認知症になって娘である私のことも分からなくなったと…。
寂しい気持ちとともに、自分もそうなってしまうのではないかと心配するご門徒さんの話を聞いて、決して他人事ではないと感じました。

家族ではないですが、私も認知症の方と接したことがあります。そのとき、子供の頃に戻ったような、幼げで屈託のない顔で笑っていて、本人には全く自覚がないのでしょうが、大人ならではのしがらみや悩みがないように感じました。
認知症になったことも、認知症の家族をもったこともない私がこんなことを言うのもなんですが、認知症になることもまんざらでもないなぁ…なんて考えております。

周りに迷惑をかけてしまうことを心配する方もおられるでしょう。でも、人に迷惑をかけずに人生全うする人なんてほとんどいない訳です。
どんな形であれ、最後は他人様の施しを受けて人生を終えるのであれば、迷惑をかけることにも大切な意味があるのだと受け取りたいものです。

2024/11/21