先日、旧統一教会に対して東京地裁が法人の解散を命じました。オウム真理教を含め3例目だそうですね。霊感商法や高額献金、信者の家族にまで悪影響を及ぼすとして随分前から社会問題として認知されてきました。
もともと宗教アレルギーの人が多いこの国において、このニュースは更にアレルギーに拍車をかけてしまうと感じております。
改めて宗教という言葉を確認したいと思います。「宗(むね)」となる「教え」と書いて宗教です。宗となるものがあるから人間は生きていけます。ただ、宗とするものを間違えることで人間は右往左往、振り回され、迷い苦しむことも確かです。
「諸行無常」
何事も移ろい行くものです。
あなたの宗としているもの、すなわち大事にしているもの(お金、名声、地位肩書、若さ、健康、美しさ…)は本当にあてになりますか?
そう問うていく歩みが仏道であり、仏教の立場です。